2013年1月16日

戸畑工業高校の生徒さんの日本版デュアルシステム実践受け入れと成果

デュアルシステムの目的のひとつは高校を卒業して就職した学生さん達が今までの学生生活と仕事とのギャップで時として戸惑い、やがては短期間で会社を辞めてしまうケースがあり、在学中に職業体験を行うことにより、社会生活での免疫力をつけさせようと配慮されたものである。

弊社では微力ではありますが、受け入れに協力させて頂き、仕事を通じて地域社会に貢献出来る事の確かな手応えを感じて頂ければと思いカリキュラムを組みました。

その一つに弊社の前の「花の坂道」と名付けた手作りの木のプランターに花を咲かせる為の年中行事の準備を手伝ってもらいました。

「人が喜ぶ顔を見て一緒に喜べるような人物」になってもらえればと、まずはきれいなまちづくりを目指して徹底的に公園の前の道路をと石垣の清掃をしてもらいました。おかげで約70メートルの道路がピッカピカになりました。

生徒さん達は、その清掃作業の時に既に貴重な体験を致しました。それは12月の寒い中、高圧洗浄機で水しぶきがかかる仕事をしている最中に、通りがかりのおじいちゃんおばあちゃんから「ありがとう」と声をかけられ、その時「嬉しい」と思ったそうです。

自分たちがやっている仕事が、人の役に立ち感謝され、そして見知らぬ通りがかりの人から「ありがとう」と声をかけられることの心地よさと嬉しさを感じてくれたのです。

そして今、縄手公園花の坂道は約300本のパンジー等の冬の花が色とりどりに咲いています。

人々の喜ぶ顔を夢見て、若い高校生が頑張ってくれたおかげで街が綺麗になりました。

「ウッディ工房にデュアルシステムを通じてやって来た戸畑工業高校の生徒さん達へ」

君たちがこのデュアルシステムで体験したことは、あらゆる職業に通じることです。仕事を通じて人とのふれあいがあり、「ありがとう」の言葉で感謝されている事を感じ、地域社会に貢献出来る確かな手応えを感じてくれたようで嬉しい限りです。

そして何よりもありがたいことは目に見える形で地域に貢献した事実が、君たちを応援した人々と共に花の坂道で輪を広げています。

ありがとうさわやかな高校生。教えていたつもりが沢山教わりました。

by ウッディ嶋﨑

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